私が暮らしている家は、江戸時代文化文政に建造された古民家の太宰家です。元は茅葺の木造平屋建てですが、50年以上前に妻の亡父が茅葺の上にトタンを葺いたそうです。
太宰家は、建造されてから230年以上の長きにわたり、風雪・地震などの災害にも耐えてきました。いまだに美しい姿を維持しているのは、先祖代々大切に守られてきた証です。
長屋門(ながやもん)の男衆部屋(おとこしべや)をリノベーションして、與那原浩建築設計室を開業したのは、2000年のことです。
2000年の開業以来、太宰家に暮らす中で、建築においてお手本になる部分や新たな気づきが毎日のようにあり、伝統建築の奥深さを日々感じています。
古民家に実際に住んでいる私だからこそ分かる、古民家のメリットデメリット、伝統建築の価値や和の魅力を多くの人に伝えていきたいという気持ちが常にあります。
しかしながら、風土にあった先人の知恵がいっぱい詰まった古民家は、いま失われつつあります。可能な限り遺していけるよう、微力ながら尽力していく所存ですので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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